2015/05/20

かんぱん (肝斑)

かんぱんとは、治りにくいとされる薄灰色や茶色または黒いシミのことです。日光に当たりやすい部分(顔、腕、肩など)にできる場合が多く、大きさはケースにより異なります。40歳頃からできやすい通常のシミと比べ、かんぱんは若い世代にもできるという違いがあります。

  最近、顔にかんぱんができてしまい、悩んでいます。 まず始めに言っておきたいのは、かんぱん(肝斑)は肝臓と何か関係があるものではないということです。かんぱんは医療学上で、ほくろだとされています。リポフスチンと呼ばれる茶色素が蓄積されることによりかんぱんができるという事実が明らかにされています。


残念ながらかんぱんは年齢を重ねるとともに避けられないものとされています。原因は主に日焼けとされており、顔、手、背中、足などの日焼けしやすい部分にできやすいです。 体に直接の害はないとされていますが、皮膚癌の一種であるメラノーマにかかる危険をあげてしまう可能性があります。

大きなかんぱんができたときや、肌に異常がでた際にはすぐに皮膚科で診療をうけましょう。 見た目が気になるようでしたら、レチンAを服用することでかんぱんを薄くすることができます。病院や薬局で処方箋を出してもらいましょう。また、レーザー治療によりかんぱんを消すことも可能です。

自身の健康と肌を美しく保つために、若い頃から日焼け対策をしっかりと行うことが大切です。服や手袋などで肌を日焼けから守り、UVA(長波長紫外線)とUVB(短波長紫外線)どちらにも対応しているSPF15以上の日焼け止めを使うようにしましょう。

また、香水やボディークリームなどは、紫外線に対して肌を敏感にしてしまう可能性があるので外に出る際は使用を避けましょう。毎日250mgのビタミンC、400~800IUのビタミンE、25000IUのカロテン、そして200~300マイクログラムのセレンの服用を心がけましょう。

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