2015/02/14

大胸筋下法

大胸筋下法 

胸筋肉の下、または大胸筋下法としても知られる豊胸手術は、インプラントを大胸筋の下に挿入する方法です。

胸筋肉は筋肉の外周に沿って胸壁とつながっており、その間にはポケットの様な空間があります。その自然に出来た空間にインプラントを挿入します。
この方法は、筋肉がインプラントをおよそ三分の二覆います。大胸筋下法を部分的に行う場合、インプラントはほとんど筋肉に覆われません。

また、完全大胸筋下法はインプラントを筋肉で完全に覆う方法です。完全大胸筋下法は、乳房下や乳輪、腋の下の切開を利用します。

乳腺下にインプラントを位置する場合 

医師と患者は手術前に、どこにインプラントを位置するのが一番望ましいのかを決めることができます。乳腺下法は筋肉上法インプラントとも呼ばれ、インプラントを乳腺下と大胸筋の間に挿入する方法です。

このタイプのインプラントの配置は、以下を含むすべての切開方法で手術が可能です。

わきの下の切開で豊胸インプラント手術

昔ながらのインプラント豊胸手術は、胸の上に傷が残るという欠点がありました。わきの下切開でのインプラント手術は、インプラントを腋の下から挿入する切開方法で、胸の傷や、のちに授乳期間中に起こり得る、乳房組織へのダメージからの併発症を避けることが可能です。

腋下を切開しインプラントを挿入する方法が、腋下インプラント手術です。一度、腋下のラインを切開し、胸への経路を作ります。次に、インプラントのための空間を胸の後ろに作り、空のインプラントを挿入します。挿入後、チューブを通して生理食塩をインプラントに注入し、手術前に予定されたサイズまで満たします。

乳輪切開による豊胸手術

乳輪切開による手術は、切開の痕が目立ちにくいため、他の切開部位の中でも人気がある方法です。また、医師にとっても乳輪は手術が施行しやすく好まれる場所でもあります。

乳腺下豊胸手術の切開とともに、乳輪切開での手術(傍乳輪切開法 乳輪手法とも呼ばれる)は、現在一番広く使われている手法で、乳輪の縁を切開する方法です。切開は乳輪の色の違いの境目に位置されるため傷跡が目立ちません。インプラント挿入の際は、乳腺葉を守るために保護用「スリーブ」が使われます。

TABA 豊胸手術

豊胸手術を受ける患者は、いくつかの切開部位のオプションがあり、選択が可能です。中でも、豊胸と同時にお腹のたるみ取りを考えている場合、TABA (Transabdominal Breast Augmentation 腹部切開での豊胸手術) 切開技術について知っておくと良いでしょう。

この方法は、インプラントの挿入にお腹の脂肪吸引手術で使用する切開場所を利用する方法です。しかし、TABA には利点もありますが欠点もあるため、TABAを良く理解し、それが適切であるかを資格のある整形外科医と話し合いましょう。

TABA手術の候補者

お腹の脂肪吸引手術を豊胸手術と同時に施行することをお考えの方は、TABAインプラントの候補者になり得るでしょう。豊胸手術でバストのサイズや形をアップしながら、おなかのたるみをとります。