目の下が暗く陰のように見えたり、黒ずんだかんじに見える場合は、寝不足などによる一時的なくまではなく、遺伝などを含む何かしらの原因があると考えられます。色素による目の下のくまは、アジア系の人々の間で多く見られます。年齢も原因のひとつでしょう。
年齢とともに、目の周りの皮膚が薄くなり、目元の毛細血管が浮き出てみえるからです。たとえそれが遺伝だったり他の原因からだったとしても 改善することは可能です。
目の下のくまを横に引っ張って見たときにその部分がソバカスのような小さいシミのかたまりのように見えたなら、それは過剰色素が原因で黒ずんで見えると言えるでしょう。
しかし目の下のくまに関しては、ほとんどの場合、皮膚の色素の変化のせいではありません。老化による目の周りの皮膚や筋肉の変化によることが多く、目の周りの骨格のせいもあって、暗くくぼんで見えたりするのです。
目の周りはデリケートなので30代後半から４０代にかけてすでに老化がはじまります。
どのようなケアができるでしょうか？
メイクでくまを隠すことができます。メイクアップアーティストによれば コンシーラーで目の下のくまを隠すのは思いの外、簡単とのことです。ポイントは自分の肌の色にあったコンシーラーを選ぶことです。
目の下のくまの色が軽度の暗さならば、リキッドコンシーラーが良いでしょう。
もしくまの色がひどく暗い場合は、クリーム状または固形のコンシーラーのほうが良いでしょう。目尻の内側から外側にかけて軽くコンシーラーをのせてみましょう。
ほかの高額な治療法としては、ipl(インテンスパルスライト)によって色素細胞を破壊し肌を滑らかにするというものがあります。
iplによる治療法は効果がでるまで一般的に４回続けて治療を受ける必要があります。またヒドロキシンやコウジ酸が含まれた美白クリームなども肌の色を明るくする働きをします。
目のくまの原因が肌の薄さである場合、治療するのはとても難しいでしょう。
カフェインの含まれたアイクリームは目元の血管を収縮させる働きがあるので多少効果があるかもしれません。
目の下 くま 予防と短期治療
ここで整形手術なしで目元を若々しく保つ４つの秘訣をご紹介します。
1. 喫煙を避け、必ず日焼け止めを目の周りに塗りましょう。喫煙と日焼けはコラーゲンの働きを弱め、しみやたるみの原因となります。
2. 寝る前に保湿クリームを目の回りに塗りましょう。
3. 毎日のスキンケアにビタミンAを含むクリームを追加しましょう。ビタミンA はしわの予防と対策にもっとも効果的です。
4. 目元の腫れに冷たいスプーンやキュウリ、冷えたティーパック、または冷凍の豆などを当てて、パックをすると効果的です。また冷たい空気はなによりも目の腫れを押さえます。そしてもちろん、アイクリームを塗ることは不可欠です。
目のくぼみを改善する注入処置
中には目のくぼんだ部分にヒアルロン酸を注入し、目の周りの輪郭を補正する事で若々しい見た目を保っている人もいます。
ただしこの方法は非常に高度なテクニックが要されるので、信用のできる美容外科医を見つける事が不可欠です。
このヒアルロン酸注入剤は皮膚の表面ではなく、筋肉よりも下の奥の方に注入されなければならないので、失敗を避けるため経験を積んだ医者を選ぶことが大切なのです。
ヒアルロン酸注入剤の効果は約８ヶ月続きます。
最初の１、２週間は腫れが続く事もありますので、そうした副作用なども含む手術の詳細について、医者とよく話し合いましょう。
医者によっては、テクニックの一つとして毒素を含む細菌を発生するタンパク質などの注入も薦めるかもしれませんが、話し合いの後よく考えてから、どんな処置を受けるか決定する事をお勧めします。
まぶたの手術で変身！
人によっては目の上、まぶたのたるみを改善するための手術を受ける事を検討します。
現在のまぶたのたるみの手術は、たるんだ部分を切開し、脂肪を除去、または整形、移植するなどして行われます。
手術に使われるレーザーにもたるんだ皮膚を引き締める効果があります。手術によってできた痣や腫れは１０日から２週間ほどで治まるでしょう。
