2015/02/19

豊胸バッグ インプラント

豊胸インプラントの持続期間は?

豊胸手術は、この数年米国で最も人気のある美容整形手術です。
豊胸手術は、生理食塩水かシリコンのインプラントを入れてバストを大きくし、女性をよりセクシーにして自信を持たせますが、他のもの同様、永遠に持つわけではありません。

それでは、豊胸インプラントはどれだけ持つのでしょうか?

豊胸インプラントの寿命は個人によります。最初の2年ほどで交換が必要な人もいますし、25年も持つ人もいます。一般に、豊胸インプラントの製造者は、平均して10年持つと言っています。
普段の活動を通して時が経つと共に、体の中で豊胸インプラントは動いたりずれたりし、最後に磨り減って交換が必要となります。要約すると、豊胸インプラントは、2年から25年持ち、平均して10年持ちます。


豊胸インプラントの交換が必要な兆候

豊胸インプラント 破裂

豊胸インプラントは、大抵、シリコン製の袋に生理食塩水かシリコンの溶液が詰まったものです。
米国で現在試験中であるグミベアインプラントのような、他のインプラントもありますが、一番一般的なものは生理食塩水とシリコンのインプラントです。

豊胸インプラントの維持期間は?という質問の答えの一つとして、豊胸インプラントのバッグが壊れる状況によるということがあります。

もし、インプラントのバッグが破損したら、それが小さい穴でも大きな裂け目でも、生理食塩水かシリコンの溶液が漏れ出します。

古いインプラントは、長く使われている分、破損しやすいです。また事故や外傷、不良品のインプラント、その他の合併症でもインプラントが破損される場合もあります。
破損したインプラントの症状として、胸のサイズや形の減少、痛み、ヒリヒリ感、しびれ、炎症、凝りなどがあります。

インプラントがいつ破裂したのか分からない女性もいますので、医師がインプラントが損なわれてるか診ることが出来るように、定期的にMRI(磁気共鳴映像検査)をする事を勧めています。

豊胸インプラント しわ

時が経つとともに、豊胸インプラントの中身やバッグがずれ、しわが生じます。最も一般的に起こるしわは、やせている女性の胸筋の上と乳腺の下に入れたインプラントのバッグのしわです。
インプラントを覆う組織が通常より少ないため、最初は良く見えますが、後でしわが見える場合があります。これは、詰め物が入ったインプラントは、体の圧迫により畳み込まれていく傾向があるからです。

最初に覆っていた胸の組織も減っていき、しわがより目立つようになることもあります。
要約すると、やせている女性は、しわの影響が出やすいので、気になる人は、整形外科医と相談しましょう。また、生理食塩水のインプラントは、一番しわになり易く、シリコンはそれより少なく、グミベアインプラントは最も少ないですが、まだ米国で試験以外では利用出来ません。

インプラントが硬くなった

皮膜拘縮は豊胸インプラントを入れた後に時々起こる副作用です。体の免疫システムが体内異物に反応して、瘢痕組織がインプラントの周りに蓄積されます。皮膜拘縮の兆候として、痛みや胸の硬質化があります。もし、その疑いがおありでしたら、美容整形外科医と連絡を取って、一番適した処置をして下さい。

シリコン インプラント

シリコン インプラント

シリコンインプラントによる豊胸手術は、広範囲にわたるテストの結果、2006年にFDAに承認されました。シリコンインプラントは、生理食塩水バッグに比べて乳房組織と良く似た物質なので、より自然な容貌と質感があります。

インプラントの内容物: シリコンジェル

シリコンインプラントは、シリコンジェルが入ったバックです。シリコンインプラントの豊胸手術は一般的な方法でしたが、様々な健康被害 ( 特に、インプラントの破損による内容物の漏出 ) を懸念され、1992年に一般的に使用する事が禁止されました。

シリコンバックの禁止されていた期間、インプラントの主流は生理食塩水バッグに取って代わりました。しかし、2006年11月、FDAは、シリコンインプラントが及ぼす健康被害に対する医学的根拠に信頼性がない事を認め禁止を取り消しました。

また、バッグの破損によるジェルの漏出を防ぐため、より耐久性の高いバック ( グミベアーインプラントであるより結合力のあるシリコンインプラント ) が使用されるようになり、現在の豊胸手術では、生理食塩水とシリコンの両方が利用出来ます。

シリコンインプラントの利点

シリコンインプラントにある最高の利点の一つは、その自然な質感にあります。見た目も触り心地も生理食塩水のインプラントを上回ります。シリコンの材質は、実際の乳房組織と似ているので、筋肉の下に配置する事で、より自然な印象を与られます。

生理食塩水バックのインプラントの波打ちで出来る皺も、シリコンインプラントの場合、ジェルが内側から押し出す力で皺を予防します。シリコンインプラントは、痩せ形の方や乳房再建手術を考えている女性に人気があります。

シリコンインプラントの欠点

シリコンインプラントの欠点の一つとして、生理食塩水バッグに比べてインプラントの破損に気がつきにくいという点が挙げられます。生理食塩水バッグのインプラントが破損した場合、バックの内容物はすぐに漏出しインプラントの形が崩れてしまうため、その症状は明白です。

一方、シリコンインプラントが破損した場合、内容物のシリコンジェルは、インプラントを支えている組織の隙間に留まるため、破損に気づくことが難しくなります。シリコンインプラントでの豊胸は、 手術によって形成された瘢痕組織がインプラントの周りを包み収縮することでバストの硬化を引き起こす、カプセル拘縮の発症率が生理食塩水バックを使用した場合より比較的高いと言われています。

また、シリコンインプラントはあらかじめ内容物のジェルがバックに注入されているため、切開の際により大きな切り込みが必要となります。シリコンインプラントは、コストも生理食塩水バッグより高いことも考慮しておかなければなりません。詳しいインプラント豊胸手術に関するリスクや併発症については、担当または専門の医師にご相談下さい。

シリコンインプラントの候補者
シリコンインプラントの豊胸の手術は次のような方に適しています。

• 乳房切除手術を受け、現在、乳房再建手術をお考えの方
• 既存インプラントの奇形や皺にお困りの方
• 先天性の乳房奇形や左右非対称でお悩みの方
• 病歴に深刻な外傷性胸部損傷がある方
• 生理食塩水バッグを乳房組織が支えきれない場合

どちらのタイプのインプラント手術も患者の体調は万全である必要があり、妊娠、授乳中は手術を受けることが出来ません。

豊胸手術 失敗

豊胸手術 失敗 

豊胸手術の副作用は軽減できます。豊胸手術を行う場合、予測されるいくつかの副作用がありますが、そのうちいくつかは患者が充分に気をつければ避けられる、または最小限に食い止めることができるものです。

豊胸手術に何を求め、どのように対処していくかをしっかり知ることが、手術の結果に重要な影響を及ぼすのです。

腫れやあざ、痛みや痒み、または感染の可能性といった豊胸手術のいくつかの副作用は、その他の様々な種類の美容整形手術の際にもよく起こるものです。普通程度の腫れやあざは、時間とともに消滅します。

これらの副作用が弱まるまでどれくらいかかるかは、担当医が教えてくれるでしょう。
もし、副作用が長引きすぎているようであれば、関連する他の要因が考えられますので、担当医に相談したほうが良いでしょう。

豊胸手術後の痒みを軽減するには局所塗り薬を

胸に移植した物質の上部の肌は、伸ばされると多くの場合痒みを感じます。この痒みはたいていの場合専用クリームでコントロールできます。こういったクリームは手術時の切開部分に入らないようにすることが大事です。

切開部に入ってしまうと、炎症を起こしたり、治りが遅くなったりします。
切開部にバクテリアが進入すると、感染が起こることもあります。完治するまでは切開部を清潔に保ちましょう。

組織の切開が必要な外科手術では傷は必ずできてしまいます。手術のやり方にもよりますが、傷はある程度隠すことができます。隠すことが不可能な傷には、ある程度目だなくするように開発された局所用調合薬が勧められます。

マッサージ、運動が皮膜拘縮を防ぐ

手術後、体は胸に入った移植物質を瘢痕組織で取り囲み、異組織を分離しようと働きます。この瘢痕組織が分厚くなったり、胸が不自然に硬化したりする問題が、皮膜拘縮と呼ばれる問題なのですが、これを防ぐために、瘢痕組織を分解するためのマッサージや運動をすることが推奨されます。

豊胸手術には、術後の十分なセルフケアが欠かせません。自分の体に注意を払い、医師のアドバイスに従えば、最善の結果が得られるでしょう。