シアバターには優れた特徴があり、古くから充血緩和剤、捻挫や関節炎に効く抗炎症剤、へその緒に塗布する軟膏剤、髪やお肌のお手入れ、クッキングオイル、ランプの燃料として使われています。中でもシアバターはお肌のお手入れ方法として特に注目されています。
シアバター 効果
シアバターの効果は乾燥肌やガサガサのリップ、ひび割れたかかとやひじなどの顔や体の保湿はもちろん、健康な髪の維持にも利用することができる優れた美容品なのです。例えば、以下のような場合に効果的です。
シアバターは紫外線からダメージを受けた肌やしわ、妊娠線とストレッチマークの予防、すり傷や切り傷、虫刺され、刺し傷などの傷跡とやけどの治療にも効果的です。shea butterを使って湿疹とオムツかぶれなどのかゆみと炎症を抑えたり、関節炎や水虫などの細菌による感染症にも使用できます。
筋肉痛、筋肉の緊張や痛みの緩和にマッサージオイルとしての使うこともできます。人間だけではなく犬などの動物の皮膚感染症、乾燥肌、被毛、機械類の潤滑油、馬のひづめ維持、日焼け予防にも使えます。
シアバター 使い方
シアバターの使い方はとても簡単なものでそのまま肌に塗るだけです。市アバターを少量だけ手のひらに取り、シアバターが柔らかく透明になるまで両手で温めるように擦ります。そしてそのまま肌に塗ります。
シアバターはとても肌に浸透しやすいのですが、その反面少しベタベタと感じる時もあります。ベタつきが気になる場合は、シアバターの量を減らすか、寝る前に塗るとよいでしょう。
シアバターはスキンケアだけではなくヘアケアとしても注目されています。シャンプー前にシアバターを塗ることで、髪質を綺麗に保ってくれます。また、シャンプー後にはコンディショナーとして使用できます。シアバターを髪に使用する場合でも、肌に使用する方法と同じです。
シアバターは保湿クリームなのか、それとも医療クリームなのか。純度100%の未精製シアバターはビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪酸などを含んだ多くの治療薬といて使用されています。また、とても優れた保湿効果のあるスキンケア用品としても人気を呼んでいます。
シアバターは石油から精製した他のスキンケア成分と違って、お肌にはりを与えて、より健康的なお肌に導くことができるのです。乾いた空気からお肌の潤いを保つため、より柔らかく、しっとりとしたお肌を長時間キープしてくれます。
それだけではなく、シアバターには無添加でノンケミカルの日焼け止め効果や抗炎症作用もあります。このようにシアバターはとても優れた特徴があるため、石鹸、ローション、クリームなどの材料として多く用いられています。
洗顔または入浴後のきれいなお肌にシアバターを塗ってあげるととても効果的です。多くのシアバター愛用者はしっとりとすべすべした柔らかなお肌への仕上がりにとても満足しています。
また、シアバターはスキンケア用品だけではなく、医療品としての効果も期待できます。シアバターでひどい乾燥肌、乾癬、湿疹、皮膚炎、皮膚アレルギー、菌性の感染症、ニキビ、しわ、ストレッチマーク、傷跡、すり傷なども治療できます。
シアバター 未精製
精製シアバターとは何か、未精製シアバターと何が違うのか。未精製シアバターは保湿と医療効果の優れたシアバター100%配合のものと理解すると精製タイプとの違いがはっきり分かるでしょう。精製タイプのシアバターは本来西アフリカで使用されているものとは違い、純白で無臭のシアバターが多く使用されています。
精製することによって本来の匂いや色、またシアバターに含まれている有効成分も一緒に除去されてしまうのです。精製時には通常、シアの種子から植物性脂肪を抽出するためにヘキサンという石油系物質を使用しています。
そのような毒性のある化学薬品が抽出された油に溶け残ることがあるので、水酸化ナトリウムなどの劇物を用い、400度以上の高度で加熱することによって、精製、漂白、脱臭します。
このような過程で抽出されたシアバターに微量な毒性が残ってしまう可能性があるため、治療薬としての働きが弱まってしまうのです。
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)などの酸化防止剤、防腐剤も一緒に残る可能性もあります。その結果、未精製シアバターと比べて精製タイプは匂いはなく白色なシアバターに仕上がります。しかし、どうしてもシアバター特有の保湿、治療、栄養補給効果は半減してしまうのです。
また、精製シアバターは未精製タイプより硬く粒子が粗いので、少しざらつく感触があります。精製シアバターの特徴は品質保存期間が長く、一定の純白で匂いがないことです。