フローラルウォーターは殺菌作用と治癒力を持ち合わせています。非常に多くの使用方法があり、その中には以下のようなものがあります。
ひげ剃り後、または化粧水として、やけどや炎症を抑えるために。
メイク前、メイク後にスプレーし化粧持ちを良くするために。
消臭、殺菌スプレーとして。
ハンドソープとして。
マウスウォシュとして。
洋服を手洗いする際のゆすぎ水の香り付けとして。
フローラルウォーターは、気持ちを集中させたり、体のほてりを緩和させたりするのを助ける、爽快なスプレーにもなります。 旅行のお供にどうでしょう?
香りの良いフローラルウォーターを枕にスプレーし、睡眠を促しましょう。おむつかぶれを防ぐためには、乾いた状態のおむつにスプレーし、しばらく待ってから赤ちゃんに付けてあげましょう。
シャンプーする時間がない場合にもどうぞ。少量のフローラルウォーターをさっと髪に振りかけ、クシでとかせばもう出かけられます。
ものもらいなど衛生的にダメージを受けている場合には、鮮度の良いフローラルウォーターをお勧めします。
例としては、ラベンダーウォーター、カモミールウォーターそれぞれ大さじ1をウィッチヘーザル小さじ1と共に、真水大さじ2に入れ、効能を圧縮するために沸騰させます。その混ぜ合わせた液体の粗熱を取り、小さめの綿モスリン(薄手のガーゼのような生地、またはそれ同等の布)をその液体に漬けます。
余分な水分を絞り、閉じた目に優しく、軽くたたくように、ものもらいに塗ります。決して押し潰すことのないようにして下さい。体はものもらいに集中出来るように委ねましょう。
ウィッチヘーザルは昔から、乾癬・湿疹・肌のかさつき・虫さされ・にきび・静脈瘤・痔などの皮膚トラブルの治療薬として、もっとも知られているフローラルウォーターです。
しかし、薬局で手に入る、大量のアルコールで保存されているウィッチヘーザルではなく、ノンアルコールで保存料の使われていないフローラルウォーターこそが薬独特の刺激もなく、痛みを優しく和らげてくれるのです。
フローラルウォーターは高希釈なため、ペットにも安心して使うことが出来ます。犬や猫をはじめとするペットにスプレーしてあげましょう。傷の治癒、毛並みの向上、消臭効果、ノミやダニの撃退などに効果があります。
セラピー効果のあるフローラルウォーター
最近では、純粋で混じりけのないフローラルウォーターが人気です。より多くの小売店が無添加のフローラルウォーターを仕入れ、より多くのアロマセラピストや顧客がどのようかに扱うかを知り、より多くの種類が入手可能となりました。
現在、68以上もの種類が出回っており、アンジェリカの根からノコギリソウまで、さまざまです。
朗報として、セラピー治療用のフローラルウォーターは防腐剤、保存料を含んでいません。しかし、同時にそれらは熱や光り、間違った保存方法により傷みやすくもあります。
最良の策としては、通常最大1年から2年という保存期間中、フローラルウォーターを冷蔵保存しておくことです。一番新鮮なフローラルウォーターのみが内用されるべきなのです。
品質を確保するためには、フローラルウォーターのpH値を試験紙でテストすることをお勧めします。本物のローズウォーター(よく目にする、水とローズエッセンシャルオイルを混ぜてローズウォーターと呼ばれているものではなく、この場合、水蒸気蒸留によって作られたハイドロゾルを指します)のpH値は4.1から4.4です。
ラベンダーウォーターの場合、pH値は5.6から5.9、ネロリウォーター(別名オレンジブロッサムウォーター)のpH値は3.8から4.5です。
このpH値よりも数値が高い場合、もしくはアルカリ性の場合は、細菌汚染を意味しますので廃棄しましょう。有り難いことに、多くのフローラルウォーターはスプレーボトルに入っているため、異物が容器に混入するのを防いでくれます。フローラルウォーターの詳細についてはこちら