2015/05/10

小鼻 黒ずみ

毛穴の黒ずみに悩まされている人は多くいますが、毛穴はあなたが思うほど悪者ではありません。大抵の場合、黒ずみと勘違いをされている鼻にある点々は、実は角栓と呼ばれるものなのです。

角栓とは

皮膚は毛や皮膚を乾燥から守るために油の物質、皮脂を分泌します。十分な皮脂が分泌されないと皮膚は乾燥し、カサカサの状態になります。 一方、皮脂が過剰に分泌されると、テカテカとした状態になりニキビの発生につながります。

皮脂と古い角質が毛包で混ざり合い、角栓と呼ばれる小さな管のような物質を形成します。 角栓は皮脂生成上、自然に形成される避けることができない物質です。大抵の場合、皮脂腺が多くある薄い皮膚に覆われた鼻の上、もしくは周りに角栓が形成されます。

指で押し出したり、毛穴シートのはがすタイプのパックを使用すると、毛包から糸のような繊維が出てきます。 毛包の大きさとかたちは遺伝が関係すると言われ、大きな角栓がある人もおり、毛穴が大きいと角栓も目立ちます。年齢を重ねるとともに皮脂分泌量が減少し、角栓も小さくなります。

角栓が小さく目立たない人もいますが、誰の肌でも、ある程度の角栓があります。雑誌や広告で目にする毛穴が見えない肌は、最新の素晴らしい毛穴対策製品による結果ではなく、プロによるメイクと映像処理ソフトによるものです。


小鼻 黒ずみ

角栓と毛穴の黒ずみの違い 角栓を形成するプロセスが黒ずみの原因でもありますが、この二つの間には違いがあります。角栓は同じ部位に集中して発生し、統一した形をしていますが、黒ずみは分散して個々に発生します。

角栓はピンで指されたような跡の形をしていますが、黒ずみは画鋲や釘でうたれた跡のような形状です。角栓は毛穴周りの皮膚よりも少し濃いくらいの色をしており、黒ずみの方が角栓よりも濃い色をしています。 角栓は皮膚に問題を与える物質ではなく、皮脂生成の上で自然に形成されるものです。

鼻周りに黒ずみがあると思っている透明な肌を持つ人は、トラブルを抱えた肌の状態をわかっていないのかもしれません。

角栓は除去できるの?

過剰なクレンジング、鼻パック、指で押し出すなどの方法を行なったとしても、数日で角栓の生成を止めることはできません。 また、ニキビ対策の強力な製品を健康な肌に使用しても角栓は取り除けません。乱暴に肌を扱うことはトラブルを解決させるのではなく問題を引き起こします。

角栓を取り除こうとせず、見える部分を減らすよう努力しましょう。 空気に触れると皮脂は酸化します。これが角栓を黒に変化させ、毛穴周辺の皮膚よりも角栓の色を濃くさせます。 角栓の上の部分だけが黒く変化するだけなので、取り除くことで肌を傷めるのではなく、角栓対応の製品で色を目立たなくさせましょう。

通常のマイルドなクレンジングは角栓上部の濃い部分を取り除き目立たなくさせます。過剰なクレンジングは肌に炎症を起こさせるだけです。 小さな点(黒ずみ)がある鼻よりも、腫れてぷくっとした(炎症した)鼻の方がもっと目立ってしまうことをお忘れなく。

角栓は肌トラブルのサインではないため、毛穴シートのパックで解決はできません。敏感肌に炎症を与えることがありますが、敏感肌でない人ならば毛穴シートのパックで肌にダメージを与えることはありません。毛穴シートのパックを使うのが好きで、肌に問題が起きないならば使用を止める必要はありません。

毛穴シートのパックは一時的な効果を肌に与えるかもしれませんが、肌の健康の面から必要性はありません。角栓が気になるだけなら、あなたの肌は良い状態と言えます。 メイクで角栓を隠すことができます。自分の肌の色に合ったもので、しわに入り込まないファンデーションを選びましょう。

フェイスパウダーでも、数時間角栓を隠すことができます。 毛穴が大きい人にもフェイスパウダーで毛穴をごまかすことが可能です。メイクが嫌いな人は、あぶらとり紙を試してみてください。あぶらとり紙は大きな毛穴や角栓を隠せませんが、でこぼこの肌表面を目立たせる、てかりを軽減します。

なめらかでつるつるな肌の人の隣に立っているところを想像してみてください。なめらかな肌に見せたくなるのではないでしょうか?そのためにはてかりを軽減することが大切です。

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