2015/06/06

ニキビ跡

ニキビをつまみ取ったり、押し潰したりすると、ニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなります。ニキビ跡には2種類あります。

ニキビ跡 クレーター

ニキビ跡の陥没した部分を覆う皮膚は支えがないので、クレーターのような凹型のくぼみや、深く細かく穴が開いたアイスピック型のようなニキビ跡ができます。これは典型的な顔にできるニキビ跡で、男性と女性の両方に見受けられます。

もう一つはあまり頻繁には起こりません。これは酷く炎症したニキビ跡の組織(毛穴の組織が破壊され、ケロイド状になったもの)が繊維芽細胞(コラーゲンを生成する真皮細胞)と重なり合い、ニキビ跡が形勢されるものです。一般に、男性の胴体に見られます。

にきび患者は肌の変化が実際はニキビ跡だということを知ると、たいてい驚きます。上腕や胴体の上部分の毛包の周囲にできる、とても小さくて堅い、白いブツブツは毛包性斑状萎縮として知られています。この傷跡は永遠に続きます。

老化はニキビ跡を目立ちやすくします。40歳を過ぎると、1%の真皮のコラーゲンが年々失われていきます。このコラーゲンがなくなることで肌の色が薄くなるので、さらにニキビ跡が目立ちやすくなります。

くぼみの浅いクレーターのようなニキビ跡と深くて細いニキビ跡です。ニキビが増殖しなくなってから、ニキビ跡の治療を始めて下さい。

治療はニキビ跡がどのくらいの状態かによります。場合によっては、皮膚科医はニキビ跡の改善のために、ケミカル・ピーリングやマイクロ・クリスタルピーリングなどを勧める事があります。これらの比較的手軽なニキビ跡の治療は通常のクリニックで受けることができます。

過去にできたニキビが原因でひどいニキビ跡が残ってしまった場合は、いくつかの治療法があります。

レーザーリサーフェシング

このレーザー治療法は医師や皮膚科医のいるクリニックで行われます。このレーザーはダメージを受けた表皮を取り除き、真ん中の層を引き締め、そして肌を滑らかにします。治療時間は部位により数分から1時間かかります。初めに局所麻酔を使用して皮膚を麻痺させ、痛みを減らすようにします。皮膚が完全に回復するには通常3日から10日程かかります。

ダーマブレーション

ダーマブレーションは回転式のワイヤーブラシかダイヤモンド粒子を回転させる装置を使用して、肌の表面を磨きます。肌が回復すると共に、すりむけた古い皮膚が新しく滑らかな皮膚へと生まれ変わります。このダーマブレーションは肌が回復するのに通常10日から3週間程かかります。

肌を新しく再生させる方法として、ダーマブレーションは皮膚の表面の層を磨き、新しい皮膚組織の再生を促進します。いったん回復した皮膚は滑らかになり、ニキビ跡はより薄くなります。この治療法は深いニキビ跡のクレーターを完全に取り除く見込みはありません。

フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーはレーザーリサーフェシングやダーマブレーションよりも肌の奥深くまで働きます。なぜなら、フラクショナルCO2レーザー皮膚の表面上の組織を傷つけないからです。また回復時間も短くて済みます。フラクショナルCO2レーザーは、数日間肌が日焼けのように少し赤くなる場合があります。

フラクショナルCO2レーザーは顔全体の治療をより簡単でシンプルに、そして治療時間を短くしました。ニキビ跡のクレーターには、通常の肌の状態から皮膚を持ち上げるために、フィラー注射をニキビ跡の下に注入する場合があります。場合によっては、深く凹んだニキビ跡に対して、医師から手術を勧められる事もあります。

ニキビ跡を治療するにあたり、フェイスマスクや香料入りのお洒落なローションを肌にたくさんつける事だけはしないで下さい。これらを使用しても、肌を改善することはできませんし、反対に肌に炎症を起こさせる場合があります。

その上、ニキビ跡はさらに赤くなり、目立ちやすくなってしまいます。ひどいニキビにより赤色または茶色がかったニキビ跡のシミが顔にできてしまった場合は、次第に消えていきますが、それらが消えるには1年以上かかるでしょう。

顔にできたニキビ跡のクレーターを治す方法とは?

ようやく最後のニキビがなくなると、すがすがしい気持ちでいっぱいになります。しかし、いったんニキビが完治すると、ニキビの後に残ってしまったニキビ跡に落ち込んでしまうかもしれません。肌のへこみやくぼみ、また深いニキビ跡は時にはクレーターと呼ばれ、人目が気になったり、ニキビというものから決して逃げられないように感じさせます。

ニキビ跡のクレーターは永久的なものではありますが、薄くしたり、完全に取り除く治療法もあります。まずはお肌を優しく扱いましょう。肌を滑らかにしようと思い、皮膚をつまんだり、擦りすぎたり、また刺激の強い成分の使用はしないで下さい。ニキビ跡のクレーターを触りたくなる気持ちを我慢をして下さい。

特に若い人の場合、ニキビ跡のクレーターは時間をかけて自然にふさがる場合があります。もしまだ肌が比較的弾力性があるなら、自然にふさがる可能性は十分にあります。もし一年過ぎても、まだ深いニキビ跡のクレーターがある場合は、おそらく一生跡が残るタイプです。

皮膚科や美容外科に行けばフィラー剤の使用を勧められるかもしれません。フィラー剤を使用し、深いニキビ跡のクレーターのへこみを戻します。へこんだニキビ跡のクレーターを膨らませるために使用される最も一般的な物質は、脂肪とコラーゲンです。

フィラー剤はニキビ跡のクレーターを膨らませ、通常の肌と同じ高さにするためにニキビ跡に注入されます。この治療法は数か月ごとに繰り返し治療が必要ですが、フィラー剤の注入はニキビ跡のクレーターを目立たなくし、肌を滑らかにするのに適した治療法です。
    
ニキビ跡 治す

一番効果的なニキビ跡の治療法を見逃したくないのは誰でも同じです。しかしニキビ跡の治療に関しては、人それぞれ違うので、どんなあらゆるニキビ跡に対しても効果があると言う一つのニキビ跡治療法はありません。ニキビ跡ができた場所や深さ、大きさ、そして傷の数の違いがニキビ跡の治療法を決める際に影響します。

あなたはニキビ跡に関してどう感じていますか?ニキビ跡はあなたに大きな不安を与えていますか?それともただ単純に、もし可能ならばニキビ跡をなくしたいと思っていますか?ニキビ跡をなくすには費用、効果の期待度、そしてニキビ跡のある患者の治療に捧げる時間などと共に、お医者さんがニキビ跡の治療を決定する際に必要な質問事項です。

軽いニキビ跡ひどいニキビ跡

ニキビの重症度とニキビ跡ができる可能性は、遺伝子が大きく関係しています。また、9歳~12歳頃の子供の頃のニキビによる損傷が重症である場合、後の青春期や大人になってからのニキビ跡がよりひどい状態になります。

ニキビ患者のうちの95%はニキビ跡がある程度できる可能性があります。ニキビ跡が酷くなるのを防ぐには、それぞれのニキビの重症度に応じて適切な早めの治療をする事です。ニキビ治療を3年、もしくはそれ以上引き伸ばすと、よりひどいニキビ跡ができるリスクが高まります。

けれども、一部の人にとっては、ニキビ跡は長期に渡る痛烈な苦痛を与える事となります。ニキビ跡のある10代の若者は憂鬱、そして内向的になり、さらに自分に自信を持てなくなるでしょう。実際、ニキビ跡は男性の自殺行為のリスクを高める要因として例証されています。

ニキビの治療患者が6~8週間後にフォローアップ治療のために戻ってくると、新しくできたニキビ跡を心配する多くの患者がいます。この数は私が人数を数えきれなくなったほどの多さです。しかし実際、この傷跡はニキビ跡ではありません。

患者が気づくのは肌の色の変化であり、これは炎症後色素沈着過剰症と呼ばれています。これはニキビ跡とは異なり、正常な肌の炎症過程の際に発生する、言わば残骸なのです。

肌の色が白い患者は通常、にきびの治療直後にピンクや赤、または紫色のシミができます。肌の色が黒い患者は、以前ニキビがあった場所に茶色か黒のシミができる可能性があります。

ニキビ跡の色素沈着は通常、6ヶ月~12ヶ月以内に自然に消えていきます。残念ながら、より色が濃いニキビ跡の色素沈着は消えるのに時間がかかるでしょう。また、この消えていく過程を早めるために介入治療が必要となる場合があります。炎症後色素沈着はニキビ跡ではありませんが、それが一年も続くと、患者はきっと永久的なものと感じてしまうでしょう。

ニキビ跡 レーザー

レーザー治療を受ける。ニキビ跡のクレーターをレーザー治療で治す。レーザー治療は真皮や皮膚のより深い層に向けられ、コラーゲンの生成を促します。これにより、時間をかけてニキビ跡が膨らんでいきます。満足ができる効果を得るためには、繰り返し治療が必要です。レーザー治療は大抵、浅いニキビ跡にのみ適した治療法です。

ひどいニキビ跡を減少させたい人やホメオパシーなどの自然治療法を試した結果、効果が現れなかった人は、おそらく皮膚科や美容外科のお医者さん、エステティシャンに助けを求めるでしょう。特定の治療法は資格を持った医療従事者(皮膚科医や形成外科医、また他にもエステティシャンのような訓練を受けた専門家など)によって行われる必要があります。

コラーゲンや脂肪組織注入液はニキビ跡を目立ちにくくさせます。この治療法はニキビ跡を一時的に改善するものなので、何回か再治療を受けなくてはならないでしょう。特定の種類のニキビ跡にはマッサージが効果的です。

レーザーやフォトフェイシャルなどは皮膚の組織の特定の箇所と層を治療します。ニキビ跡が治る時に、ニキビ跡のない新しい皮膚が現れます。レーザー治療はクリニックで複数回の治療が必要です。

皮膚科のお医者さんにニキビ跡の手術について相談するのも手です。ニキビ跡のクレーターを手術によって取り除く場合は、ニキビ跡は皮膚から切り取られ、周りの皮膚組織が一緒に縫い合わせられます。大きなニキビ跡や深いニキビ跡の場合は、ニキビ跡があった場所に皮膚移植が行われる場合もあります。

ニキビ跡消す

ホメオパシーはニキビ跡を消すために初めに試してみるべき方法です。ニキビ跡の重症度によりホメオパシーの治療法はまるでお呪いのように効果がでる可能性もあります。一部のビューティーアドバイザーは費用が高いニキビ跡の治療を試す前に、ホメオパシーを試してみる事を勧めています。

ニキビ跡 赤み

日焼け止めをぬって太陽を避ける事は必須です。なぜなら、紫外線の光は肌を黒くさせ、特ににきび後に色素沈着してしまった部分は、さらに黒くなってしまいます。紫外線を避けることで、美白化粧品の効果を妨げることなく、さらにニキビ跡が濃くなるのを防ぐことができます。

紫外線防御指数(SPF)が15以上の日焼け止めクリームを毎日つける事は肌のために良いと言うことを恐らくあなたは聞いた事があるでしょう。これらはニキビ跡を減らす役目もあります。

たとえあなたが将来、ニキビ跡ができるのを防ぐために日焼け止めクリームを使用しているにすぎないとしても、実際の効果はそれに加えてニキビ跡が濃くなるのを防いでくれます。

また、きちんと使い続けることで、ニキビ跡は次第に消えていきます。あなたはもう知っているとは思いますが、紫外線は肌のメラニン色素の量を増加させます。日焼けをすると、より肌は太陽の光を吸収し、肌はより黒くなります。

ニキビ跡がある場合、毎日日焼け止めクリームを使用しない限り、その跡はより一層太陽の光を取り込み、より色が黒くなってしまいます。

ニキビ跡だけでなく、お肌を守るための最も簡単な方法は、あなたの特定の肌タイプに合ったSPF15以上の日焼け止めクリームを使用する事です。背中や胸、足など体の他の部分にニキビがある場合でも肌タイプに合った日焼け止めを使いましょう。

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