2015/06/06

ニキビ跡

ニキビをつまみ取ったり、押し潰したりすると、ニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなります。ニキビ跡には2種類あります。

ニキビ跡 クレーター

ニキビ跡の陥没した部分を覆う皮膚は支えがないので、クレーターのような凹型のくぼみや、深く細かく穴が開いたアイスピック型のようなニキビ跡ができます。これは典型的な顔にできるニキビ跡で、男性と女性の両方に見受けられます。

もう一つはあまり頻繁には起こりません。これは酷く炎症したニキビ跡の組織(毛穴の組織が破壊され、ケロイド状になったもの)が繊維芽細胞(コラーゲンを生成する真皮細胞)と重なり合い、ニキビ跡が形勢されるものです。一般に、男性の胴体に見られます。

にきび患者は肌の変化が実際はニキビ跡だということを知ると、たいてい驚きます。上腕や胴体の上部分の毛包の周囲にできる、とても小さくて堅い、白いブツブツは毛包性斑状萎縮として知られています。この傷跡は永遠に続きます。

老化はニキビ跡を目立ちやすくします。40歳を過ぎると、1%の真皮のコラーゲンが年々失われていきます。このコラーゲンがなくなることで肌の色が薄くなるので、さらにニキビ跡が目立ちやすくなります。

くぼみの浅いクレーターのようなニキビ跡と深くて細いニキビ跡です。ニキビが増殖しなくなってから、ニキビ跡の治療を始めて下さい。

治療はニキビ跡がどのくらいの状態かによります。場合によっては、皮膚科医はニキビ跡の改善のために、ケミカル・ピーリングやマイクロ・クリスタルピーリングなどを勧める事があります。これらの比較的手軽なニキビ跡の治療は通常のクリニックで受けることができます。

過去にできたニキビが原因でひどいニキビ跡が残ってしまった場合は、いくつかの治療法があります。

レーザーリサーフェシング

このレーザー治療法は医師や皮膚科医のいるクリニックで行われます。このレーザーはダメージを受けた表皮を取り除き、真ん中の層を引き締め、そして肌を滑らかにします。治療時間は部位により数分から1時間かかります。初めに局所麻酔を使用して皮膚を麻痺させ、痛みを減らすようにします。皮膚が完全に回復するには通常3日から10日程かかります。

ダーマブレーション

ダーマブレーションは回転式のワイヤーブラシかダイヤモンド粒子を回転させる装置を使用して、肌の表面を磨きます。肌が回復すると共に、すりむけた古い皮膚が新しく滑らかな皮膚へと生まれ変わります。このダーマブレーションは肌が回復するのに通常10日から3週間程かかります。

肌を新しく再生させる方法として、ダーマブレーションは皮膚の表面の層を磨き、新しい皮膚組織の再生を促進します。いったん回復した皮膚は滑らかになり、ニキビ跡はより薄くなります。この治療法は深いニキビ跡のクレーターを完全に取り除く見込みはありません。

フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーはレーザーリサーフェシングやダーマブレーションよりも肌の奥深くまで働きます。なぜなら、フラクショナルCO2レーザー皮膚の表面上の組織を傷つけないからです。また回復時間も短くて済みます。フラクショナルCO2レーザーは、数日間肌が日焼けのように少し赤くなる場合があります。

フラクショナルCO2レーザーは顔全体の治療をより簡単でシンプルに、そして治療時間を短くしました。ニキビ跡のクレーターには、通常の肌の状態から皮膚を持ち上げるために、フィラー注射をニキビ跡の下に注入する場合があります。場合によっては、深く凹んだニキビ跡に対して、医師から手術を勧められる事もあります。

ニキビ跡を治療するにあたり、フェイスマスクや香料入りのお洒落なローションを肌にたくさんつける事だけはしないで下さい。これらを使用しても、肌を改善することはできませんし、反対に肌に炎症を起こさせる場合があります。

その上、ニキビ跡はさらに赤くなり、目立ちやすくなってしまいます。ひどいニキビにより赤色または茶色がかったニキビ跡のシミが顔にできてしまった場合は、次第に消えていきますが、それらが消えるには1年以上かかるでしょう。

顔にできたニキビ跡のクレーターを治す方法とは?

ようやく最後のニキビがなくなると、すがすがしい気持ちでいっぱいになります。しかし、いったんニキビが完治すると、ニキビの後に残ってしまったニキビ跡に落ち込んでしまうかもしれません。肌のへこみやくぼみ、また深いニキビ跡は時にはクレーターと呼ばれ、人目が気になったり、ニキビというものから決して逃げられないように感じさせます。

ニキビ跡のクレーターは永久的なものではありますが、薄くしたり、完全に取り除く治療法もあります。まずはお肌を優しく扱いましょう。肌を滑らかにしようと思い、皮膚をつまんだり、擦りすぎたり、また刺激の強い成分の使用はしないで下さい。ニキビ跡のクレーターを触りたくなる気持ちを我慢をして下さい。

特に若い人の場合、ニキビ跡のクレーターは時間をかけて自然にふさがる場合があります。もしまだ肌が比較的弾力性があるなら、自然にふさがる可能性は十分にあります。もし一年過ぎても、まだ深いニキビ跡のクレーターがある場合は、おそらく一生跡が残るタイプです。

皮膚科や美容外科に行けばフィラー剤の使用を勧められるかもしれません。フィラー剤を使用し、深いニキビ跡のクレーターのへこみを戻します。へこんだニキビ跡のクレーターを膨らませるために使用される最も一般的な物質は、脂肪とコラーゲンです。

フィラー剤はニキビ跡のクレーターを膨らませ、通常の肌と同じ高さにするためにニキビ跡に注入されます。この治療法は数か月ごとに繰り返し治療が必要ですが、フィラー剤の注入はニキビ跡のクレーターを目立たなくし、肌を滑らかにするのに適した治療法です。
    
ニキビ跡 治す

一番効果的なニキビ跡の治療法を見逃したくないのは誰でも同じです。しかしニキビ跡の治療に関しては、人それぞれ違うので、どんなあらゆるニキビ跡に対しても効果があると言う一つのニキビ跡治療法はありません。ニキビ跡ができた場所や深さ、大きさ、そして傷の数の違いがニキビ跡の治療法を決める際に影響します。

あなたはニキビ跡に関してどう感じていますか?ニキビ跡はあなたに大きな不安を与えていますか?それともただ単純に、もし可能ならばニキビ跡をなくしたいと思っていますか?ニキビ跡をなくすには費用、効果の期待度、そしてニキビ跡のある患者の治療に捧げる時間などと共に、お医者さんがニキビ跡の治療を決定する際に必要な質問事項です。

軽いニキビ跡ひどいニキビ跡

ニキビの重症度とニキビ跡ができる可能性は、遺伝子が大きく関係しています。また、9歳~12歳頃の子供の頃のニキビによる損傷が重症である場合、後の青春期や大人になってからのニキビ跡がよりひどい状態になります。

ニキビ患者のうちの95%はニキビ跡がある程度できる可能性があります。ニキビ跡が酷くなるのを防ぐには、それぞれのニキビの重症度に応じて適切な早めの治療をする事です。ニキビ治療を3年、もしくはそれ以上引き伸ばすと、よりひどいニキビ跡ができるリスクが高まります。

けれども、一部の人にとっては、ニキビ跡は長期に渡る痛烈な苦痛を与える事となります。ニキビ跡のある10代の若者は憂鬱、そして内向的になり、さらに自分に自信を持てなくなるでしょう。実際、ニキビ跡は男性の自殺行為のリスクを高める要因として例証されています。

ニキビの治療患者が6~8週間後にフォローアップ治療のために戻ってくると、新しくできたニキビ跡を心配する多くの患者がいます。この数は私が人数を数えきれなくなったほどの多さです。しかし実際、この傷跡はニキビ跡ではありません。

患者が気づくのは肌の色の変化であり、これは炎症後色素沈着過剰症と呼ばれています。これはニキビ跡とは異なり、正常な肌の炎症過程の際に発生する、言わば残骸なのです。

肌の色が白い患者は通常、にきびの治療直後にピンクや赤、または紫色のシミができます。肌の色が黒い患者は、以前ニキビがあった場所に茶色か黒のシミができる可能性があります。

ニキビ跡の色素沈着は通常、6ヶ月~12ヶ月以内に自然に消えていきます。残念ながら、より色が濃いニキビ跡の色素沈着は消えるのに時間がかかるでしょう。また、この消えていく過程を早めるために介入治療が必要となる場合があります。炎症後色素沈着はニキビ跡ではありませんが、それが一年も続くと、患者はきっと永久的なものと感じてしまうでしょう。

ニキビ跡 レーザー

レーザー治療を受ける。ニキビ跡のクレーターをレーザー治療で治す。レーザー治療は真皮や皮膚のより深い層に向けられ、コラーゲンの生成を促します。これにより、時間をかけてニキビ跡が膨らんでいきます。満足ができる効果を得るためには、繰り返し治療が必要です。レーザー治療は大抵、浅いニキビ跡にのみ適した治療法です。

ひどいニキビ跡を減少させたい人やホメオパシーなどの自然治療法を試した結果、効果が現れなかった人は、おそらく皮膚科や美容外科のお医者さん、エステティシャンに助けを求めるでしょう。特定の治療法は資格を持った医療従事者(皮膚科医や形成外科医、また他にもエステティシャンのような訓練を受けた専門家など)によって行われる必要があります。

コラーゲンや脂肪組織注入液はニキビ跡を目立ちにくくさせます。この治療法はニキビ跡を一時的に改善するものなので、何回か再治療を受けなくてはならないでしょう。特定の種類のニキビ跡にはマッサージが効果的です。

レーザーやフォトフェイシャルなどは皮膚の組織の特定の箇所と層を治療します。ニキビ跡が治る時に、ニキビ跡のない新しい皮膚が現れます。レーザー治療はクリニックで複数回の治療が必要です。

皮膚科のお医者さんにニキビ跡の手術について相談するのも手です。ニキビ跡のクレーターを手術によって取り除く場合は、ニキビ跡は皮膚から切り取られ、周りの皮膚組織が一緒に縫い合わせられます。大きなニキビ跡や深いニキビ跡の場合は、ニキビ跡があった場所に皮膚移植が行われる場合もあります。

ニキビ跡消す

ホメオパシーはニキビ跡を消すために初めに試してみるべき方法です。ニキビ跡の重症度によりホメオパシーの治療法はまるでお呪いのように効果がでる可能性もあります。一部のビューティーアドバイザーは費用が高いニキビ跡の治療を試す前に、ホメオパシーを試してみる事を勧めています。

ニキビ跡 赤み

日焼け止めをぬって太陽を避ける事は必須です。なぜなら、紫外線の光は肌を黒くさせ、特ににきび後に色素沈着してしまった部分は、さらに黒くなってしまいます。紫外線を避けることで、美白化粧品の効果を妨げることなく、さらにニキビ跡が濃くなるのを防ぐことができます。

紫外線防御指数(SPF)が15以上の日焼け止めクリームを毎日つける事は肌のために良いと言うことを恐らくあなたは聞いた事があるでしょう。これらはニキビ跡を減らす役目もあります。

たとえあなたが将来、ニキビ跡ができるのを防ぐために日焼け止めクリームを使用しているにすぎないとしても、実際の効果はそれに加えてニキビ跡が濃くなるのを防いでくれます。

また、きちんと使い続けることで、ニキビ跡は次第に消えていきます。あなたはもう知っているとは思いますが、紫外線は肌のメラニン色素の量を増加させます。日焼けをすると、より肌は太陽の光を吸収し、肌はより黒くなります。

ニキビ跡がある場合、毎日日焼け止めクリームを使用しない限り、その跡はより一層太陽の光を取り込み、より色が黒くなってしまいます。

ニキビ跡だけでなく、お肌を守るための最も簡単な方法は、あなたの特定の肌タイプに合ったSPF15以上の日焼け止めクリームを使用する事です。背中や胸、足など体の他の部分にニキビがある場合でも肌タイプに合った日焼け止めを使いましょう。

トレチノイン

昨年私は、美容雑誌の編集者からしわをなくすためにトレチノインクリームを勧められました。私はしわと小じわを減らす究極の製品が欲しかったのです。私はとても色白で、太陽の光ですぐそばかすやシミが出来てしまい、しかもニキビの跡も残っています。

この美容雑誌の編集者は、レチンAまたはトレチノインがしわをなくすのに最も効果的だと言いました。しかし私は、しわや小じわにトレチノインクリームを使うことに少し抵抗がありました。

トレチノインクリームとは

トレチノインはビタミンAの一種で、レチンAに含まれている物質と似ているものです。レチノイン酸という有効成分が入っており、これがニキビなどの肌の問題を改善してくれます。製品はクリーム状のものとジェル状のものがあります。レチンAと同様、トレチノインはニキビ、湿疹、太陽光によるダメージ、そして他の皮膚疾患に使われています。

強力なビタミンAがベースとなっているため、慣れるまで皮膚が炎症を起こしたようになりますが、肌がよくなるためなら価値があります。トレチノインは、多くのしわ治療のスキンケア製品の主要成分で、しわ治療において初めて成功した成分の一つです。

他の薬同様、トレチノインにも弱いものから強いものまであります。私が使用したしわ治療用のトレチノインクリームは、一番弱いものの一つです。私は0.05%の強さで十分だと思います。
    
トレチノイン 効果

トレチノインクリームには主に二つの働きがあります。一つ目は、 若い細胞の上に被さっている古い角質層を取り払う働きです。これは、強い濃度の薬品によって皮膚をはがすアルファハイドロキシン酸の役割と似ています。

二つ目の働きは少し複雑です。レチノイン酸が皮膚に浸透するとビタミンA(レチノール)へと変化します。栄養とアンチエイジング要素の両方を含んでいるため、素晴らしいスキンケアになるのです。

トレチノイン 使用方法

どのようにトレチノインクリームを使用するのでしょうか?

説明書には、洗顔後15分から20分待つように指示されていますが、私は、洗顔して5分待ってからすぐに塗りました。その方が刺激が少ないように感じたからです。塗るのは一日一回です。夜、肌をきれいに洗ってから他の化粧品と混ぜずに塗るのが一番良いでしょう。

クリームを1センチほど指先に取り、目尻の小じわ、笑いじわ、そして額に軽くたたくようにしみ込ませてください。一番しわが多いところを先に塗ることが大切です。それから残りのクリームを顔全体に塗ります。

クリームの量は多く使用しないようにしてください。しわ治療のトレチノインクリームに関しては、少ない量で効果的な結果が出ます。違う量で試したこともありますが、量に関しては、説明書の方が正しいです。

違う量で試したら、さらにかさかさしてかゆくなるだけでした。この薬品を使用するときは根気が必要です。

トレチノイン 口コミ

トレチノインを使用する時の初期段階では、少し焼けるような痛みと炎症が肌に現れました。もしそのような痛みを感じても、そこで止めないでください。これはただ肌がクリームに配合されている効能成分に慣れようとしているために起こる現象ですので、数週間我慢すれば良くなります。

数日ほど試してみなければ、このような症状の変化を感じることはないでしょうが、私を含め私が話したことのある人々は同じような体験をしています。しわ治療のために私がトレチノインを使用し始めた時は、二日に一回クリームを塗らなければなりませんでした。初めて塗ったときから二日後まで、全く痛みはありませんでした。

多分、症状が遅れて出たのでしょう。だから「何も辛い症状なんて無いじゃない!」と思ったのです。数日後、まぶたの上に赤みが出始め、炎症を感じました。頬にも、ひりひりするような痛みと熱を感じました。

痛みが治まるまで数日間クリームを塗らず、その後少なめのクリームを塗るようにしました。その後数週間は、皮膚がクリームに慣れたので問題ありませんでした。はじめの数日間は、トレチノインクリームに慣れるまで苦痛かもしれません。

トレチノインクリームを使用し始めて数ヶ月の内に、私の皮膚はすべすべになり古い角質も取れました。小じわやしわが見えにくくなっていくのがわかり、トレチノインを試したかいがあったなと思いました。

2015/06/05

トレチノイン ハイドロキノン 副作用

トレチノインハイドロキノンの安全性

顔に使うのに何%程度のトレチノインとハイドロキノンが安全なのでしょうか。これら薬品には有害な副作用はあるのでしょうか。肝斑の治療にこれらを使おうと思っています。

回答1

ハイドロキノン、トレチノインどちらも安全です。ハイドロキノン4~8%、トレチノイン0.1%くらいがよいでしょう。

回答2

近年、ハイドロキノンの安全性と発がんの潜在的危険性について、多くのうわさが聞かれるようになってきています。しかしながら、潜在的な関連性が実際に確認されたり実証されたりしてはおらず、この美白薬品を使用する医師に対する抑止力とはなっていません。

トレチノインは安全で、最大濃度は0.1%です。老化防止のための療法で標準的に使用されており、あらゆる肝斑治療でも用いられています。

肝斑治療のもっともよい選択肢は、ハイドロキノン、フルオシノロン、トレチノインなどの成分を含む処方薬を使用することです。私の経験から言うと、これらの混合物は、レーザーやピーリング、その他の美容治療よりも肝斑を減少させることができます。

ハイドロキノン単独での使用や、ハイドロキノンとトレチノインの組み合わせでの使用よりも、この混合物がより効果的です。

回答3

トレチノインのクリームを使用する際は、使用により太陽光に対してより肌が敏感に感じるようになるため、広範囲にわたって日焼け止めを使用するよう日常的に気をつけないとなりません。

私は、ハイドロキノンを一度も使用したことのない方のであれば、0.025%か0.05%の濃度から始めます。豆粒大のハイドロキノンを保湿剤と混ぜ、顔全体にローションを塗るような感じで塗ります。

このようにハイドロキノンを薄めると、赤みが発生したり、炎症が起こったりして、さらに茶色の色素沈着を生成させてしまう可能性を減らしてくれます。

トレチノインのクリームと組み合わせたハイドロキノンは、肝斑の治療に効果的です。ハイドロキノンにより乾燥や痒みが引き起こることもありますので、それらの症状を減らすために保湿剤と一緒に使うこともできます。

私は4%濃度のハイドロキノンしか使用しません。濃度が濃くなるにつれ、青黒い色素沈着が永久に消えなくなる外因的褐変症と呼ばれる状態に陥る危険性があります。理論的には、4%のハイドロキノンでさえこの症状を引き起こす可能性がありますが、かなりまれです(これまでに4%濃度のハイドロキノンで外因的褐変症がおきた事例は見たことがありません)。

ハイドロキノンを使用された実験室のラットには、腫瘍の発生のリスクが高まるという結果が見られますが、人間に対する発がん性は証明されていません。また、妊娠中はハイドロキノンの使用を控えたほうがよいでしょう。

全体として、私自身、また患者に対する使用に関して、ハイドロキノンの安全性を確信しております。これであなたの疑問への回答になっていることを願います。

ハイドロキノン トレチノイン

顔色、しわ、しみをカバーするために世の中には文字通り、何百という異なるスキンケア商品があります。年齢による肌のトラブルを解決するために、医師によって処方されるクリームには2種類あります。

1つはビタミンAから作られたトレチノインで、紫外線のダメージを受けた肌への治療薬として認可を受けています。2つ目は、美白効果のあるハイドロキノンです。トレチノイン0.05%クリームは紫外線のダメージを受けた肌に効果があると立証されています。

しかし副作用として、肌がひりひりし、少し肌が剥けてしまうことがあります。専門家の適切な指示の下であれば、ハイドロキノンはしみなどの色素沈着を減らす効果があります。

トレチノイン

トレチノインは、レチノイドと呼ばれるビタミンAによって作られます。トレチノインが入った商品は、ニキビの治療薬として良く知られています。年齢肌の治療薬として初めに使用されたのは1970年代です。

若年層から中年層の女性が、ニキビ薬としてこの薬を使用したところ、目のまわりのしわが減ったという報告をしたことが始まりで、結果的にトレチノインはしわやしみ、年齢肌にも効果があると立証され、1980年代に医薬品として試行されました。

トレチノインは、肌を活性化させるコラーゲンを刺激し、肌の中のメラニンや色素を減らす効果があることが明らかになりました。現在でも、トレチノインは紫外線のダメージを受けた肌のしみや肌荒れを解決策する唯一の処方薬です。

大人と老年の患者は、トレチノインは夜に1回塗布するように言われます。気になる部位に薄く塗る程度で十分です。3カ月から6カ月で効果が出たら、週に1回から3回塗る程度で大丈夫です。

トレチノインは、日差しに対し、肌をより敏感にしてしまう可能性がありますので、日焼けをしないようにしなくてはなりません。日焼け止めクリームをいつも塗り、日差しから肌を守ってください。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは肌を白くします。肌の中にある、メラニンと呼ばれる色素沈着の細胞の生成を止める効果があります。

ハイドロキノンの使用をやめると、肌はメラニンを生成してしまいます。ハイドロキノンは、シミや他の濃い色素沈着を治療する際に、最も効果のある医薬品としてよく使われます。

ハイドロキノン クリーム

ハイドロキノンによるニキビ跡色素沈着に対する治療法

皮膚科医の処方だけではありません。ニキビ跡としてできる色素沈着は、ニキビと同様やっかいなものです。ハイドロキノンが4%配合されたクリームを一日2回、6ヶ月間使用することで、炎症後色素沈着を治療することができます。

この治療方法の効き目は、レチノイドを一日に二回ぬるのを2週間続けたら、一日に夜だけ塗るのを1週間続け、その後は週末のみ使用することによってさらに高めることができます。レチノイドの他にいろいろな成分が混ざったクリームには適応性はありますが、大抵有効成分が欠けています。

ステロイドは長い期間、顔に塗ってはいけないので、もしハイドロキノンのクリームにステロイドが含まれているなら注意が必要です。もし炎症後色素沈着過剰が異常なら、部分的に塗りましょう。

ハイドロキノン使用による安全性への心配は、たまに起こる皮膚への炎症のみですが、ステロイドやハイドロキシンを数日塗らないことで抑えることができます。内科医は皮膚科医に相談すること無くハイドロキノンを使用することにあまり抵抗が無いはずです。

グルココルチコイドや 沃化水銀などの他の美白効果のある製品をハイドロキノンと一緒に使用するのは避けてください。国によっては、即効で劇的な結果を出すために、これらの製品を混ぜて使用している地域がありますが、肌への刺激とガンのリスクが高まるという研究が現在行われています。ハイドロキノンを他の美白成分と一緒に使う場合は、必ず皮膚科医に相談してください。
    
質問: 日焼けによるしみなどの色素沈着をどのように治すことができますか?

答え: ハイドロキノンなどの美白クリームと日焼け止めを使いましょう。
ハイドロキノンは肌を白くする作用があり、そばかすや褐色斑(また肝斑とも呼ばれる)、年齢によるしみ、そしてにきび跡などの皮膚の黒ずんだ部分を美白するために使用されます。

ハイドロキノン 使用方法
まず色素沈着した皮膚にだけ少量のハイドロキノンクリームをぬって皮膚の敏感性をチェックします。24時間以内に赤くなったりかゆみなどが出なければ、ハイドロキノンを全体に塗っていきましょう。

皮膚をきれいに洗ってから乾かし、その後ハイドロキノンクリームを薄くぬります。一日に二回、美白が必要な箇所に使用し、皮膚にしみ込ませるように塗ってください。治療箇所に十分な量だけクリームを塗り、他の健康的な皮膚には塗らないようにしてください。理由はそこも白くなってしまうからです。よって、手が治療範囲でなければ、使用後は手をしっかり洗ってください。

目、口、また他の粘膜の近くには塗らないでください。他の塗り薬(特に過酸化物が配合された製品)は、医師の処方が無い限り、ハイドロキノンを塗った箇所と同時に使用することは避けてください。

薬用ではない化粧品、日焼け止め、保湿クリームなどを使用する場合は、ハイドロキノンをまず最初に塗り、数分待ってからこれらの製品を上に塗るようにしてください。

ハイドロキノン: メラニン色素(皮膚内の茶色い色素)の色を明るくする美白作用があり、クリームとして使用されます。使用は夜のみ!ハイドロキノンを使用し始めると、皮膚が光に対して敏感になり、もし光に当たると、あなたが頑張って消そうとしている傷やしみをさらに黒く、そして永久的なものにしてしまいます(そして治療費も全て無駄になってしまいますよ)。

ハイドロキノンではない製品も効果はありますが、結果が出るまで時間が長くかかりますので忍耐が必要です。しかし、良い点は継続して使用することが出来るという点です。一度、ハイドロキノンがベースの美白クリームを使い終わると、結果は一目瞭然です。もうエステや皮膚科に通わなくていいのです。

2015/06/04

ハイドロキノン

ここ数年間、ハイドロキノンは外用薬として賛否両論のあるスキンケア成分として知られています。ハイドロキノンはメラニンの生成を強く抑制するものだと言うことは確かであり、また肝斑と言われるシミを減少し、除去する成分として最も効力のあるものだと50年以上もの間言われてきました。

ハイドロキノン 濃度

ハイドロキノンは肌にシミができる原因となるメラニンを作るのを抑制します。一般に市販されているハイドロキノン配合商品の濃度は0.5%から2%であり、2%は最も効力のある一般医薬品です。
薬局では4% の濃度のハイドロキノン(時には4% 以上)を処方箋により購入できます。実際には12%の濃度のハイドロキノンを使用することで、完全にメラニンの生成を防ぐことができます。

ハイドロキノンに代わる自然源

アカネ科のミトラカーパス・スケーバー、クマコケモモ、クワ、マグワ、カジノキなどの植物エキスは自然界の美白成分として大いに称賛されています。実際、これらのエキスは肌に浸透する際にハイドロキノンに分解されます。

これにより美白効果があることがはっきりと分かります。もう一つの自然源はアルブチンで、これも肌に浸透する際にハイドロキノンに分解されます。

ハイドロキノン成分が含まれたスキンケア製品を使用するかどうかは、もちろんあなた次第です。ただ、明らかなのはハイドロキノンは良く研究されている成分であり、他の美白成分とは比べ物にならないほどの驚くべき効力があります。
注意すべき重要な点: ハイドロキノンは空気を嫌う

毎日長い間太陽や空気に触れると、ハイドロキノンの色は変な茶色に変色します。もしハイドロキノン製品を使用することを考えているなら、光が入らず空気に触れるのを最小限に抑える非透過性の容器に入れ、密閉して保存することが重要です。

ハイドロキノン製品を瓶に入れて保存することは避けて下さい。なぜなら一度開けてしまうと、すぐに効果がなくなってしまうからです。

ハイドロキノン以外の選択肢

ハイドロキノン以外で美白効果があるものは、ナイアシンアミド、甘草エキス(特にグラブリジン)、アゼライン酸、ビタミンC安定化製剤(L- アスコルビン酸、アスコルビン酸、リン酸アスコルビンマグネシウム)が考えられます。

しかし、これらはハイドロキノンよりもよく知られていないため、研究結果があまりありません。また使用するための最適な量も判っていないので、化粧品会社の主張を全て信用しなくてはいけません。化粧品会社にそこまでの信頼性はないと言えます。

ハイドロキノンはどのような働きをするのか?

ハイドロキノンが色素沈着過度に与える影響については様々な説があります。一部の研究者は肌を漂白することにより、ハイドロキノンはメラニンたんぱく質複合体の性質を変えると主張しています。

他の研究者によると、メラニンとたんぱく質の合成だけでなく、チロシナーゼ酵素も抑制すると主張しています。これはメラニン形成細胞「メラノサイト」において細胞を殺傷する衝撃が原因で、DNAやRNA合成を含む基本的な細胞のプロセスを崩壊させるそうです。

トレチノイン レチノイド

トレチノインはビタミンAの誘導体で、レチノイドと呼ばれる物質の一種です。レチノイドクリームは、いぼが増えるのを妨げます。レチノイドをご家庭で使用する場合は、取扱説明書に書かれた内容に従いましょう。

トレチノイン 肌タイプ

一般に、レチノイドはにきびや年齢肌の治療に使われています。

トレチノイン 効果

トレチノインクリームが通常のいぼに対して効果があるかどうかは、専門家もあまり理解していません。

トレチノイン 副作用
レチノイドの内服治療薬の使用は重度の先天性欠損症の原因になります。そのため、トレチノインクリームは妊娠している女性には勧められていません。レチノイドを塗ると、以下の副作用が起こります。

・ 肌が乾燥する、または炎症を起こす
・ 肌の色が変化する
・ 日光に敏感になる(そのため日焼け止めの使用、または治療中の肌を衣類で覆うことが必要)
・ 肌に赤みが生じ、腫れ、皮膚が硬くなり、水ぶくれが生じる。トレチノインを必要以上使うと、肌が炎症を増します。その上治療もうまくいかず、きれいな肌を手に入れることが出来ません。
    
トレチノイン 妊娠

子どもや授乳中の女性に関して、トレチノインが安全に使われたという記録はありません。
トレチノインは妊娠中または妊娠の見込みがある女性には勧められていません。サリチル酸といった、他の局所治療と併用してトレチノインクリームを使わないようにしましょう。強い肌の炎症を起こす原因になります。

トレチノイン いぼ

クリームかジェル状のトレチノインは、いぼの治療に大変効果をもたらします。数週間または数か月間、毎日塗ることになります。

局部的に塗布されるトレチノイン(レチンA)は、今日ニキビの治療で使用が勧められていますが、いぼ(扁平疣贅(へんぺいゆうぜい))、魚鱗癬(ぎょりんせん)、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、紫外線のダメージを受けた肌など様々な種類の皮膚疾患の治療にも効果的だと報告されています。

ある研究が、いぼのある子どもに対して、レチノイド(0.05%)を使って効果的で安全な治療を行えるかどうか査定することを目的として行われました。

方法

いぼがある25人の子どもに0.05%のトレチノインクリームを塗布するグループ(1日1回、6週間)と、治療を受けない25人の子どものグループが比較されました。患者は毎週検査を受けました。最終査定は12週目に行われました。

結果

12週間後、いぼの除去率がトレチノインを塗らなかったグループで32%見られたのに対し、トレチノインを塗ったグループで84.6%でした。トレチノインがいぼに効くことが証明されました。トレチノインを塗ったグループのうち42.3%が赤みを生じたり、皮膚が剥けたにもかかわらず、トレチノインを中断したのは1人のみでした。

結論

局地的な0.05%のトレチノインクリームの塗布は、いぼのある子どもの治療に効果的で安全であることが明らかになりました。